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2010年6月16日 (水)

4年間のベランダ越しの交際〜那覇

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見ず知らずの土地である那覇で暮らし始めた頃、

天気の良い初めての日曜日にベランダで洗濯物を干していると、

隣の住人の男の子と女の子が、手すり越しに、こちらを覗き込んで「おじちゃん、何してるぅ」と顔を出してきた。

聞けば、幼稚園の年長さんと年少さんとのこと。そして、たわいもない、ひとしきりの会話。

そこから彼らとのベランダ越しの交際が始まった。

それからは日曜日の午前中に洗濯物を干していると、彼らは決まって顔を出すようになった。

    

彼らが幼稚園に通うために、家を出て行く時間は、私の出勤時間よりやや早い。

お母さんに手を引かれて川沿いを歩く彼らをベランダから「いってらっしゃ〜い」と手を振った。

幼稚園へ行くのを嫌がって、駄々を捏ねている場面を見て、手を引いて一緒にエレベーターに乗ったこともあった。

東京へ戻った時は、彼らが喜ぶようなお兄ちゃん用とお姉ちゃん用のキャラクターグッズを手土産に持って帰り、彼らの父親からは、ゴルフへ行った帰りに、決まって「牛刺し」をいただいた。

沖縄って気候も心も「あったかいな〜」と感じながら過ごした那覇・泊での生活。

    

そして4年の歳月が流れていく。

    

転勤が決まり、最後の自炊で部屋で夕食をとっていた時、背中に何か暖かい色を感じて振り返った。

目に飛び込んできたのは、ベランダ越しのさびしげな夕日に照らされた那覇の町だった。

    

私の可愛い沖縄の恋人達は、東京へ帰る頃にはふたりとも小学生になっていた。

今は、あのふたりも、中学生か小学校の高学年になっているんだろうな。

    

「行逢りば兄弟 何隔てぃぬあが」(いちゃりば ちょ-で- ぬ-ふぃだてぃぬあが)

見ず知らずの人であっても、縁あってであったのだからお互い兄弟のようなもの、何の隔てもないよ。

    

沖縄の黄金言葉(くがにくとぅば)に教えられた。

     

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ありがとうございました。

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